4. 排水配管
4.1. マウスによる入力4.1.1. 排水管の入力
[排水管入力ツール]
をオンにして、管のプロパティを設定します。公共ますの位置から宅地内に向かって線分入力と同じ要領で入力します。


※表示される内容はマスターによって違います。
経路:主管に対しての設定で、経路番号を表す数字です。経路が分かれているときに、別経路だと判断できるように別の数字(メインの経路が1なら、次の経路は2など)を設定します。
敷設高:枝管に対して有効で、GL(基準となる地面)を0とし、埋設管であれば-(マイナス)を付けた値にします。
勾配:主管に対しての設定に使用し、%単位で入力します。ます深から自動で算出するときは自動のままで結構です。
主管の例は1経路目の新設主管をVU管(口径100)で、長さ自動(画面に入力された長さにする)、主管であるため敷設高は自動で勾配を2%(2/100)という設定で、これから入力しようとしているところを表しています。
主管の入力の際に、一直線であっても枝管の入力予定の地点で終点をおいた連続入力にしておくと、枝管入力時に端点スナップ
が使えます。
枝管のφ75で敷設高を-300に変え、主管から宅内の器具を配置する予定の点に入力していきます。


4.1.2. ますの入力
次に[ます入力ツール]
と[端点スナップ]
をオンにし、公共桝を選んで「接続ます」にして、ます深800mmで向きを指定して入力します。


※表示される内容はマスターによって違います。
番号:後で作成する名称や縦断面図に表示させたい符号を設定します。数字の場合は入力するごとに「1」ずつ増えていきます。
ます深:ますは地中に埋まっているものですが、地点を表すものではなく長さや深さというものであるため、マイナスは必要ありません。
落差:接続ますと起点ますの両方にます深が設定され、管の勾配のから途中のます深を計算したとき、接続ますの一つ上流のますには自動的に落差が付くので設定の必要はありません。段差付ますなど任意で指定したいときにどの経路に対しての落差か、経路番号とともに設定します。
ドロップ:管彩では、ます内の落差ではなく、ますの下流側の継手によるドロップで落差を付けるますのことをドロップますと呼び、その落差をドロップ落差として設定します。
続いて、名称で「ドロップます」を選択して種類を「通常ます」、ます深を自動にして、公共ますの上流側に入力します。


起点の位置まで、場所や用途に応じて名称やます径を変えながら入力します。最上流はます深が決定済みで、下流に向かって途中のます深を自動計算するときは、起点ますだけにます深を設定します。

今回の例は、公共ますから上流に向かって入力していますが、ますの番号を下流に進むにしたがって増やしたい場合は、起点側から入力していきます。
一番上流に設置するますのます深を自動で計算する場合は、ます深の設定は必要ありませんが、下流側からのみの計算になるため、公共ますの一つ上流のドロップますに落差(または種類が「ドロップます」のときはドロップ落差)を任意で設定するか、ドロップますの入力そのものが必要なくなることになります。
4.1.3. 排水器具の入力
次に[器具入力ツール]
と[端点スナップ]
をオンにし、枝管の先端に排水器具を入力します。


※表示される内容はマスターによって違います。
番号:後で作成する名称に器具番号などの符号が必要な時にのみ設定します。
垂直オフセット入力:ここでは管を先に入力しているので使用しません。壁から一定の距離だけ離したところを始点にしたいとき、その距離を設定して壁面を入力時の始点にすることによって一定の距離分だけ指定の方向に向かって離れた入力をすることができます。
4.2. 自動配管4.2.1. 排水器具の入力
間取りを入力し終わったところで、[器具入力ツール]
と[データスナップ]
をオンにします。プロパティの垂直オフセット入力にチェックマークを付け、壁面から一定の距離だけ(今回は300mmの設定)離したところに入力することにします。入力の始点を壁の線上に指定し、オフセット方向と器具の向きを決めます。


同様に、他の器具も種類や高さを必要に応じて変えながら入力していきます。


4.2.2. ますの入力
公共ますを入力します。下図の場合は正確な位置に配置するために、いったんリビングの左下角に[端点スナップ]を用いて入力し、移動ツールにて「左に500mm、下に1500mm」移動しています。


4.2.3. 自動配管ツールによる配管
[自動配管ツール]
をオンにし、表示されたダイアログから[最も上流の器具の設定]ボタンを押して起点ますにつながる予定の器具選択、次に[最も下流の器具の設定]ボタンを押して公共ますを指定します。
先ほど公共ますを入力した際に番号を「1」にしていたので、ます番号の開始値を次に採番する「2」に、上流に向かってます番号を増やしていくので「下流→上流」のオプションボタンを選択し、[確定]ボタンを押します。

線分や矩形などの一般図形で入力されたものを外壁とみなします。間取りよりも外側に敷地などの図形を入力している際は、それらを間取りとは違うレイヤにして表示をオフにするなどの編集をツール実行前に行ってください。
確定前の反転表示される太い線が、自動配管するルートになります。